この記事で解決できること
- ハンドドリップでの淹れ方がわかります。(動画あり)
- ハンドドリップでのアイスコーヒーの淹れ方がわかります。(動画あり)
- リンクと合わせて読めば、コーヒーの基礎知識が身につきます。
美味しいコーヒーを淹れてみたいと思いませんか?
この記事では、ハンドドリップで美味しくコーヒーを淹れるコツを解説していきます。
ハンドドリップはコーヒーを淹れる基本ですので、「コーヒーを淹れる」知識が身につきます!
では、コーヒーの基礎知識やハンドドリップの淹れ方を紹介していきますね。
ハンドドリップを始める前に
ハンドドリップを始める前に、コーヒーの事を少し学んでいきましょう。
事前知識があるとないでは、出来上がったコーヒーの美味しさが違ってきます。
この項目では4つのポイントに絞って解説していきます。
このポイントをおさえていれば、失敗が少なくなり、いつもより美味しいコーヒーが出来上がります!
4つのポイント
- コーヒーの抽出器具を知ろう!
- 水について2つのタイプをおさえておこう!
- 抽出温度について知っておこう!
- コーヒー粉の適量を知っておこう!
抽出器具を紹介
コーヒーの抽出器具は、色々なタイプの抽出器具があります。
今回は、ハンドドリップの抽出器具一式を紹介していきますね。
ハンドドリップは、コーヒードリッパーと呼ばれる器具が重要になります。
では、順に見ていきましょう!
ハンドドリップで淹れる抽出器具一式
- コーヒードリッパー
- ペーパーフィルター
- コーヒーサーバー
- コーヒーケトル
コーヒードリッパー
コーヒードリッパーは、ペーパーフィルターにセットしたコーヒの粉を固定する役割をしています。
コーヒードリッパーの種類は2種類あります。
台形型・円錐型の2種類です。
それぞれの特徴が違うので好みのドリッパーを選びましょう!
ペーパーフィルターもドリッパーの型に合わせなければならないので注意してくださいね。
台形型のドリッパー(上の画像で左)
台形型は、底部分が台形型になっています。
ドリップしたコーヒー液が底部分に溜まりやすい為、サーバーにコーヒー液が一定に落ちていきます。
その為、ドリップしているお湯の調整があまり必要ないので初心者に向いています。
円錐型のドリッパー(上の画像で右)
円錐型は、底部分が円錐型になっています。
構造上、サーバーにドリップしたコーヒー液がダイレクトに落ちやすいのでお湯量のコントロールが必要です。
中級者から上級者の方が好まれて購入されます。
難しい分、腕次第で美味しいコーヒが出来上がります。
ペーパーフィルター
ペーパーフィルターは、コーヒの雑味成分を吸収してくれる役割をしています。
また、コーヒの粉をセットする場所でもあります。
注意
ドリッパーの型に合ったペーパーフィルターを選びましょう。
間違えてしまうと使えないので注意してくださいね!
コーヒーサーバー
コーヒーサーバーは、ドリップしたコーヒー液を貯める役割をしています。
サーバーを選ぶ際には、目盛りついているサーバーを選ぶようにしましょう。
目盛りがついていると抽出量が分かるので、ハンドドリップにはとても便利です。
コーヒーケトル
コーヒーケトルは、お湯量を調整する役割をしています。
ヤカンとは違い、注ぎ口が細いのがコーヒーケトルです。
注ぎ口が細いので、お湯量の調整がしやすく、注ぎやすいです。
ハンドドリップには必須アイテムですね。
水について
水は大きく分けて軟水と硬水があります。
コーヒーに合うのは軟水です。
日本の水は軟水なので、家の水道水も軟水です。
ミネラルウォーターやウォーターサーバーでコーヒーを淹れたいときには軟水か硬水か確認してみましょう。
軟水
軟水は、口当たり良く飲みやすい水です。
日本人であれば、昔からごく普通に飲まれている普通の水です。
また、髪や肌にも優しいのが軟水の特徴です。
ミネラル分が硬水と比べて少ないです。
コーヒーとの相性は抜群に合います。
硬水
硬水は、喉に残るような硬い感じがする水です。
軟水と比べてミネラルが豊富で健康面・美容面で良いとされています。
食事で不足しがちになる、ミネラルが補えるのは最大のメリットです。
コーヒーとの相性はいまいちです。
抽出の温度について
コーヒーをドリップする際に、お湯の温度はとても重要です。
一般的なお湯の最適な温度は90℃といわれています。
この90℃を基準として、お湯の温度が90℃より高ければ濃い味のコーヒーが出来上がります。
お湯の温度が90℃より低ければ、薄いコーヒーができることを覚えておきましょう。
ワンポイント
お湯の温度を90℃にするには、ケトルで沸騰させたお湯をサーバーに移します。
その後、またお湯をケトルに戻せば90℃になります。
サーバーも温められて一石二鳥の手法です。
コーヒー粉の適量について
コーヒー粉はどのくらい入れればいいのでしょうか?
コーヒーの粉の量は150ml(コーヒー1杯分)に対して10gが適量です。
粉の量を多くすれば濃くなりますし、少なくすれば薄くなります。
以下参考にしてください。
抽出量に対するコーヒー粉の量
150ml(1杯分)は10g
300ml(2杯分)は20g
450ml(3杯分)は30g
600ml(4杯分)は40g
750ml(5杯分)は50g
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ハンドドリップの仕方
ハンドドリップを実践してみましょう!
この項目では、ハンドドリップの手順とコツを交えながら説明していきます。
実際に、ハンドドリップ一式を用意して実践してみましょう。
ハンドドリップのコツとして、以下の2つのポイントを頭に入れておいてください。
2つのポイント
- 蒸らしの工程をしっかりとする。
- 抽出の際にお湯の量を一定にして注ぐ。
用意するもの
- コーヒー豆(中細挽きで挽いたもの)
- メジュースプーン又は計量器
- ペーパーフィルター
- ドリッパー
- コーヒーサーバー
- コーヒーケトル
- マグカップ
ハンドドリップの流れ
タリーズコーヒーさんのハンドドリップが一番わかり易いので動画も参考にしてみてください。
①抽出器具一式を準備します。
②お湯を沸かします。
なるべく浄水かミネラルウォーターを使いましょう。
③沸かしたお湯をドリッパーとサーバーに入れて器具を温めます。
ドリッパーとサーバーをセットした状態でお湯を入れると効率が良いです。
④お湯をケトルに戻します。
お湯がケトルに戻った時点で90℃前後の温度になります。
⑤ドリッパーにペーパーフィルターをセットします。
ドリッパーとペーパーフィルターは隙間ができないようにピッタリとセットしてください。
⑥ペーパーフィルターに挽いたコーヒー豆を適量いれます。
参考
150ml(1杯分)は10g
300ml(2杯分)は20g
450ml(3杯分)は30g
600ml(4杯分)は40g
750ml(5杯分)は50g
⑦サーバーの上にドリッパーをセットします。
⑧コーヒー粉にお湯を通して、蒸らし作業を行います。
お湯はコーヒー粉全体に回し入れてください。
サーバーに、ポタポタとお湯が落ちてくるぐらいに調整してお湯を淹れてください。
3〜4回に分けて、少量づつお湯をコーヒー粉全体に浸透させてください。
⑨30秒〜40秒待ってじっくり蒸らしを行います。
長くても1分以内です。
⑩コーヒー粉の中心に、「の」字を描くように回しながらお湯を淹れてきます。
ゆっくりお湯を細く一定に淹れてください。
「の」字の大きさは500円ぐらいの大きさをイメージしてください。
アク(雑味成分)が出てくるので、絶対にサーバーに落とさないようにお湯を切らさずゆっくり淹れてください。
お湯を入れていくと中心部分が深くなり、周りが土手みたいになってきます。土手は崩さなようにしてください。
⑪お湯を一定に調節しながら3〜4分目安に淹れてきます。
目的の抽出量に対して3〜4分で抽出が終わるように、お湯の量を都度調整してください。
⑫目的に抽出量に達したら、サーバーからドリッパーを外します。
アクが落ちないように抽出量を達したらすぐにドリッパーを外してください。
⑬サーバーに蓋をして、クルクルと手でサーバーを軽く回します。
抽出したコーヒーは、サーバーの底が濃く、上にいくにつれ薄くなっているので、回して均等にする必要があります。
⑭マグカップに抽出したコーヒーをいれて完成です。
アイスコーヒーのハンドドリップの仕方
アイスコーヒーをハンドドリップで淹れてみましょう!
アイスコーヒーの最大のメリットは作り置きができます。
冷蔵庫に淹れておけば数日もつので、1回の抽出量は多めに作って作り置きしてしまいましょう!
アイスコーヒーのコツとして以下の3つのポイントを頭に入れておいてください。
3つのポイント
- 急冷がとても重要。
- 蒸らしの工程をしっかりとする。
- 抽出の際にお湯の量を一定にして注ぐ。
用意するもの
- コーヒー豆(中細挽きで挽いたもの)
- メジュースプーン又は計量器
- ペーパーフィルター
- ドリッパー
- コーヒーサーバー
- コーヒーケトル
- 氷
- コップ
ハンドドリップの流れ
タリーズコーヒーさんのハンドドリップが一番わかり易いので動画も参考にしてみてください。
①抽出器具一式を準備します。
②お湯を沸かします。
なるべく浄水かミネラルウォーターを使いましょう。
③サーバー全体に4割ほど氷をいれます。
抽出した際に、コーヒー液が氷に触れて急冷するのが目的です。
④ドリッパーにペーパーフィルターをセットします。
ドリッパーとペーパーフィルターは隙間ができないようにピッタリとセットしてください。
⑤ペーパーフィルターに挽いたコーヒー豆を適量いれます。
氷で薄くなっていまう分、粉の量はホットコーヒーの約1.5倍多くいれます。
参考
150ml(1杯分)は15g〜20g
300ml(2杯分)は30g〜35g
450ml(3杯分)は45g〜50g
600ml(4杯分)は60g〜65g
750ml(5杯分)は75g〜80g
⑥サーバーの上にドリッパーをセットします。
⑦コーヒー粉にお湯を通して、蒸らし作業を行います。
お湯はコーヒー粉全体に回し入れてください。
サーバーに、ポタポタとお湯が落ちてくるぐらいに調整してお湯を淹れてください。
3〜4回に分けて、少量づつお湯をコーヒー粉全体に浸透させてください。
⑧30秒〜40秒待ってじっくり蒸らしを行います。
長くても1分以内です。
⑨コーヒー粉の中心に、「の」字を描くように回しながらお湯を淹れてきます。
ゆっくりお湯を細く一定に淹れてください。
「の」字の大きさは500円ぐらいの大きさをイメージしてください。
アク(雑味成分)が出てくるので、絶対にサーバーに落とさないようにお湯を切らさずゆっくり淹れてください。
お湯を入れていくと中心部分が深くなり、周りが土手みたいになってきます。土手は崩さなようにしてください。
⑩お湯を一定に調節しながら3〜4分目安に淹れてきます。
目的の抽出量に対して3〜4分で抽出が終わるように、お湯の量を都度調整してください。
⑪目的に抽出量に達したら、サーバーからドリッパーを外します。
アクが落ちないように抽出量を達したらすぐにドリッパーを外してください。
⑫サーバーに蓋をして、クルクルと手でサーバーを軽く回します。
氷で薄くなってしまう部分があるので、回して均等にする必要があります。
⑬コップに抽出したアイスコーヒーをいれて完成です。
コーヒーの豆知識
コーヒーの知識を知っていれば、コーヒーライフがより豊かになります。
この項目ではコーヒーの豆知識を知ってもらい、コーヒー豆を買う時の参考にしてください。
コーヒーの知識があれば、コーヒーを楽しむ幅がグンっと広がります。
今回は2つのポイントに絞って解説していきますね。
コーヒー豆の違い
コーヒー豆にはいくつか種類があります。
コーヒー豆の種類で味の品質が変わってきます。
種類を知っていると、コーヒー豆選びがしやすくなるので是非覚えておきましょう!
今回は3つの種類を紹介していきます。
アラビカ種
原産国はエチオピアです。
世界で生産される55%を占めています。
産地によって個性豊かなコーヒーが生まれやすく、品質が高いのが特徴です。
高品質の「100%のアラビカ種」はスペシャリティコーヒーとも呼ばれます。
ロブスタ種
原産国はコンゴです。
世界で生産される45%を占めています。
病気や環境耐性に優れているので、収穫が安定しているのが特徴です。
缶コーヒーやインスタントコーヒー・業務用ブレンドに使われていることが多いです。
リベリカ種
原産国はリベリアです。
リベリカ種は西アフリカの一部のみの流通で、世界には輸出されていません。
味はアラビカ種に劣り、耐性はロブスタ種に劣るので際立った特徴がありません。
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ハンドドリップのまとめ
今回はホットコーヒー・アイスコーヒーのハンドドリップとコーヒーの基礎知識について解説していきました。
ハンドドリップのコツは蒸らしをしっかりとおこなう・お湯は一定の量でゆっくり注ぐ。この2つを覚えて実践してみてください。
ハンドドリップは回数を重ねるほど、上手くなってきます。
是非、自分なりの最高のコーヒーを突き詰めてみてください。
この記事を見ながらハンドドリップを実践してみてくださいね!