この記事で紹介するカフェの基準
- 自家焙煎のコーヒーが飲める
- 落ち着いた雰囲気がある
- ひとりでもゆっくり過ごせる
荻窪ってどんな街?カフェ巡りに最適な理由
荻窪は新宿からJR中央線で約10分とアクセスが良く、それでいて落ち着いた住宅街の雰囲気を併せ持つ街です。
駅周辺には昔ながらの商店街や個人商店が残り、どこか懐かしさを感じる空気が漂っています。
また、駅の北口と南口で雰囲気が大きく異なり、北口は商業施設や雑居ビルが並ぶ便利なエリア、南口は静かな住宅街や個人店が点在するエリアです。
この地理的バランスが、カフェ巡りにも最適な条件となっており、1日で複数の店をのんびり楽しむことができます。
1. T&T Coffee Roastery|焙煎所併設の隠れ家的カフェ
住所:東京都杉並区天沼3-6-19 荻窪駅より徒歩8分
営業時間:平日11:00〜20:00 / 土日祝11:00〜18:00(第2・4月曜&火曜定休)
座席:店内3席+テラス4席
実際に行ってみた感想
焙煎所と直結した小さなカフェで、コーヒー豆の香りに包まれた空間が広がっています。
注文後に一杯ずつ丁寧にハンドドリップしてくれるのが印象的でした。
ハンドドリップで390円は安い!
この日飲んだのは「ルワンダ」。柑橘系の酸味が爽やかで、後味がすっきり。
まさにスペシャルティコーヒーでした。
アクセス・混雑状況・利用シーン
荻窪駅北口から徒歩8分。
教会通り商店街を抜けて静かな住宅地の一角にあり、平日の午後は比較的空いています。
読書やコーヒー豆選びをしたい人、テラスでのんびり過ごしたい人におすすめです。
メニュー例
メニュー | 価格(税込) |
---|---|
自家焙煎コーヒー | ¥390〜 |
カフェオレ | ¥450 |
グリークヨーグルト | ¥950 |
こだわりポイント
コーヒー豆はすべてスペシャルティコーヒー。
焙煎はオーナー自らが焙煎して、豆の個性に合わせて浅煎り〜深煎りを使い分けています。
豆は100g ¥800〜¥1,400で購入可能です。
コーヒーを飲んでコーヒー豆を買って帰れる良いお店でした。
オーナーさんは優しくてとても話しやすい印象です。
2. CROSS POINT(クロスポイント)|老舗×進化系のど真ん中
住所:東京都杉並区上荻1丁目19−11
営業時間:9:00〜18:00
座席:約20席以上、カウンター・テーブル・ソファ席あり
実際に行ってみた感想
雑居ビルの2階にある、知る人ぞ知る名店。
今回は「本日のコーヒー(エチオピア)」と「チーズケーキ」を注文。
コーヒーは酸味とコクのバランスが良く、食事との相性も抜群でした。
アクセス・混雑状況・利用シーン
荻窪駅北口から徒歩5分。
駅近の便利さと落ち着いた空間が共存しており、作業用のパソコンを開いている方も多く見かけました。
14時〜17時ごろが比較的空いていておすすめです。
メニュー例
メニュー | 価格(税込) |
---|---|
本日のコーヒー | ¥600 |
カフェオレ | ¥650 |
クロックムッシュ | ¥900 |
自家製チーズケーキ | ¥500 |
こだわりポイント
豆は中深煎り〜深煎りが中心で、甘みとコクを引き出す焙煎。
ラテアートも美しく、エスプレッソマシンで丁寧に抽出されます。
店内のジャズBGMが心地よく、ついつい長居してしまいます。
3. 本で旅する VIA|本と珈琲の世界旅行
住所:東京都杉並区天沼3-9-13
営業時間:14:00〜21:00(火・水曜定休)
座席:カウンター+テーブル席あり
実際に行ってみた感想
「旅」や「文化」がテーマの本が並ぶ空間で、まるでブックカフェ×ギャラリーのよう。
今回は「インドのチャイ」と「バナナブレッド」を注文。
スパイスが効いたチャイが読書にぴったりでした。
アクセス・混雑状況・利用シーン
荻窪駅南口から徒歩7分。
静かな通り沿いにあり、休日の午後でも比較的ゆったり座れました。
読書・一人時間・リラックスしたいときにおすすめです。
メニュー例
メニュー | 価格(税込) |
---|---|
スペシャリティコーヒー | ¥550〜 |
インドのチャイ | ¥600 |
バナナブレッド | ¥450 |
こだわりポイント
世界各国のコーヒーや紅茶を提供。
店内では月替わりで展示もあり、旅気分が味わえる演出が光ります。
カフェ3店比較まとめ|それぞれの魅力とおすすめポイント
店名 | コーヒーの特徴 | 空間の雰囲気 | 混雑度 | こんな人におすすめ |
---|---|---|---|---|
T&T Coffee Roastery | スペシャルティコーヒーが中心。世界各地のコーヒー豆が楽しめる。コーヒー豆の購入もできる。 | 静かで開放的。テラス席あり。焙煎風景を眺めながら一杯を楽しめる。 | ★★☆☆☆(平日夕方は比較的空いている) | コーヒー好き・豆にこだわる人・ひとりで落ち着きたい人 |
CROSS POINT | 中深煎り〜深煎りが中心。苦味とコクを重視した味で、フードとの相性◎。 | 落ち着いたジャズが流れる店内。テーブル・ソファ席が充実し作業にも最適。 | ★★★☆☆(昼時や週末はやや混雑) | ゆっくり食事したい人・PC作業・ひとり読書・カップルにも |
本で旅する VIA | 世界各国のコーヒー・紅茶が揃う。チャイやハーブティーも人気。 | 本と文化がテーマの落ち着いた空間。展示もあり“知的好奇心”を刺激。 | ★★☆☆☆(週末午後はゆるやかに混む) | 読書やひとり時間を大切にしたい人・静かに過ごしたい人 |
1日で楽しむ荻窪カフェ巡りルート|実際に歩いてみたモデルコース
荻窪のカフェは駅周辺に点在しているため、徒歩だけで1日カフェ巡りができるのが魅力です。
以下は、実際に筆者が歩いて巡ったコースです。
【11:00】T&T Coffee Roastery(朝の一杯と豆選び)
荻窪駅から教会通り商店街を抜けてT&Tへ。コーヒーの香りに包まれて飲む朝の浅煎りコーヒーは、頭をゆっくりと目覚めさせてくれます。静かなテラス席でひと息つきながら、気に入った豆を100g購入。店主との豆談義もこのお店の醍醐味です。
【13:00】CROSS POINT(ランチと落ち着きの時間)
駅方面へ戻り、今度は北口側へ。ビル2階のクロスポイントはジャズが流れる空間。
この日はチーズケーキと本日のコーヒーを注文。ボリュームもちょうどよく、読書や日記タイムにも最適。ソファ席でゆっくりしながら午後の予定を考えるのも楽しいひとときです。
【14:00】街歩きタイム
午後はカフェ間の移動を兼ねて、荻窪の裏道や古書店、八百屋などをのんびり散策。古民家をリノベした雑貨屋さんやギャラリーが点在していて、寄り道しながら気分転換できます。
【16:00】本で旅する VIA(文化と癒しのカフェ)
歩いて疲れた頃に南口のVIAへ。ここでは世界の文化や本に囲まれながら、ゆっくりチャイを味わいます。
この日はインドのチャイとバナナブレッドを注文。本棚から気になる本を手に取って、そのまま1時間ほどの読書タイムへ。まるで異国の小さな図書館に迷い込んだような心地よさ。
【18:00〜】帰路へ、またはもう一杯
最後は駅前に戻って、テイクアウトでコーヒーをもう一杯買ってもいいかもしれません。
本格的なカフェ体験と、静かな街歩きが組み合わさった1日は、まるで旅をしたような満足感を残してくれます。
荻窪カフェの魅力とは?
荻窪は、中央線沿線の中でも特に“落ち着いた大人の街”として知られています。
新宿から電車でわずか10分という都心近接エリアでありながら、どこかローカルで親密な雰囲気が漂っているのが大きな特徴です。
この街の魅力を語るうえで外せないのが、「個人経営のカフェが多いこと」。
スターバックスなどのチェーンもありますが、それ以上に目立つのは、
・豆の焙煎にこだわる自家焙煎カフェ
・読書や仕事に没頭できる静かな空間
・街の文化や日常と深く結びついた小規模店
といった、“通いたくなるカフェ”が点在していることです。
また、荻窪は昔から「文教地区」「音楽と本の街」として発展してきた歴史もあり、カフェの中にもピアノのBGMやアート展示、本棚のある店が多く見られます。これにより、ただ飲み物を楽しむだけでなく、“過ごし方”そのものを楽しめるカフェ体験が可能です。
さらに、駅周辺には喧騒を避けて少し裏道に入るだけで、隠れ家のような店が点在。
散策しながらカフェを巡る楽しさも、荻窪ならでは。
「今日は静かに過ごしたい」
「本格的なコーヒーを味わいたい」
「ひとりでも気兼ねなく入れる場所を探している」
そんな方にとって、荻窪のカフェはきっと理想的な居場所になるはずです。
編集後記|荻窪で過ごしたカフェ巡りの一日
今回紹介した3つのカフェは、それぞれに個性があって、歩いて巡るだけでも十分に“豊かな時間”を感じられました。
朝の空気の中でT&T Coffee Roasteryの浅煎りコーヒーを味わい、昼にはCROSS POINTの落ち着いた空間で食事と読書、午後は本で旅する VIAでチャイを片手に異国の文化に触れる——。
まるで一日で「旅」「日常」「癒し」をすべて体験したような、不思議な充実感があります。
荻窪は、派手さはないけれど、暮らしにそっと寄り添ってくれるような街。
その空気感を象徴するようなカフェたちに、また会いに来たくなる。
そんな気持ちで駅に戻る道すがら、次に誰かと一緒に来たいな、とも思いました。
もしあなたが「どこか落ち着ける場所を探している」と感じているなら、荻窪のカフェはきっと、そのヒントをくれると思います。
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この週末、あなたも荻窪でカフェ巡りを楽しんでみては?