この記事のポイント
- お魚の適切な保存方法の大切さがわかります。
- お魚の正しい保存方法がわかります。
- お魚の保存期間がわかります。
- あると便利な保存アイテムがわかります。
お魚の保存方法は「適切な保存方法と保存道具」で新鮮&長持ちを実現できます。
お魚はナマモノの中でも鮮度が落ちるのが早い食材です。
魚屋やスーパーに並んでいる魚も、水揚げされてから時間がたっているので鮮度が落ち始めています。
せっかく新鮮なお魚を買ったのあれば「最高の鮮度と味」で召し上がりたいと、誰もが思うはずです。
この記事では、美味しいお魚をいつでも食べられるように「正しい保存方法と保存する道具」をお伝えします。
さらに、鮮度を保ったまま保存期間も延ばせるので一石二鳥です。
目次〜お好きなところからどうぞ〜
保存方法で味は大きく変わる
まず、お伝えしたいのが保存の方法1つで鮮度も保存期間も延ばせるということです。
お魚の保存方法と保存期間を知る前に、お魚の鮮度について知っておきましょう。
お魚の鮮度について、ある程度知識があれば魚屋やスーパーで鮮度の良し悪しが見抜けます。
同じスーパーで同じお魚が何匹も並んでいても、鮮度はお魚ごとに変わってきます。
せっかくお魚を買ったのだから、なるべく鮮度の良いお魚を選びたいですよね。
お魚の鮮度について
お魚の肉は、豚や牛の肉に比べて自己消化酵素の作用が活発です。
また、水分量が多い・肉質が弱い・内臓や鰓が付いたまま魚屋やスーパーに卸されるので、鮮度低下が早く腐りやすくなる特徴があります。
魚の鮮度は豚や牛の肉と比べて「鮮度の見極め」がとても重要になります。
見極め方はいろいろとありますが、初心者でも見極めやすい2つのポイントを紹介します。
ドリップが出たら鮮度低下の信号
お刺身のパックなどに赤い血のようなものが出ていた経験はないでしょうか?
あれは、お魚から出た血ではなく「ドリップ」と呼ばれる旨味成分です。
このドリップが出てしまうと、旨味成分が流れてしまい味や栄養の低下につながってしまいます。
切り身や刺身などにドリップが出ていたら鮮度を疑いましょう。
お魚の目をみてみよう
水中で泳いでいるお魚を想像してみてください。
水中で生き生きと泳いでいるお魚の眼はとても澄んだ目をしています。
お店に並んでいるお魚も、透明感があり澄んだ目のお魚が鮮度の良い魚です。
逆に白く濁っていたり、目に血が混じっていたりしたら鮮度がよくないお魚なので注意してください。
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魚の保存方法
お魚の保存方法は、正しい方法と保存する道具を使えば鮮度を保ったまま美味しくいただけます。
特にお刺身などのナマモノは鮮度に敏感ですので、保存方法を間違えしまうと臭みなどの原因を作ってしまいます。
この項目で、しっかりと正しい保存方法を知って、美味しいお魚をいただきましょう。
では、「間違ったお魚の保存方法」と「正しいお魚の保存方法」をお伝えしていきます。
間違った魚の保存方法
注意すべき間違った保存方法は大きく分けて3つあります。
この間違った保存方法で保存してしまうと、せっかく新鮮なお魚もくさみが出てしまったりして台無しになってしまいます。
今から説明する3つのポイントをしていないかご自身でチェックしてみましょう。
1.水分を残したままお魚を保存している。
キッチンペーパーなどでしっかりと水分を取る必要があります。
しかし、キッチンペーパーでは拭き取りきれないので浸透圧脱水シート「ピチット」を使います。
2.ラップに包まずに保存している。
ラップに包んで保存する場合、隙間なくしっかり包みましょう。
隙間が空いていると、そこから乾燥し始めて鮮度が落ちてしまいます。
切り身であれば一枚ずつラップに包みましょう。
3.内蔵の下処理をせずに保存している。
お魚は内臓から傷み始めるので、エラ・内蔵・ウロコは確実に処理して保存しましょう。
また下処理の過程で汚れてしまった、まな板や包丁を常に清潔に保つようにしましょう。
正しい魚の保存方法
お魚の正しい保存は3つの方法があります。
たった3つだけ、しっかりと実践してもらえれば鮮度を維持したまま数日保存ができます。
また、冷蔵・冷凍どちらも可能なので魚の量に合わせて実践できます。
1.下処理を丁寧に行う。
切り身の場合は必要ないですが、お魚を一匹買った場合は下処理を丁寧に行いましょう。
エラ・内蔵・ウロコは処理し、血合いの部分もできるだけ処理しましょう。
血合いは専用ブラシ「ササラ」を使うと簡単に処理できます。
また、魚屋さんで下処理をしてもらった場合でも、下処理があまい時があるので確認は必ずしましょう。
2.水分を取りしっかり拭き取る。
水分の拭き取りはとても重要です。
臭みの発生源にもなりますので、浸透圧脱水シート「ピチット」で除去しましょう。
水分は体内にも多く含まれているので表面だけでなく、中も拭き取ります。
3.ポチ袋・真空パックで完全密閉する。
真空パックは菌の増殖を抑制し鮮度を保ちます。
菌が増えないで、お魚が腐りにくくなります。
また、酸化を防ぐ役割もあるので味が落ちません。
真空パックの用意がなければ、ポチ袋でも代用ができます。
しかし、保存期間や鮮度は短くなってしまいます。
お魚の保存期間
お魚の保存期間はどのくらい持つのでしょうか。
お魚は傷みやすいため、常温では保存できません。
この項目では、冷蔵庫で保管できる日数と冷凍庫で保管できる日数をお伝えしていきます。
また、正しい保存方法を実践すれば保存期間が延びます。
保存できる日数
冷蔵庫で保存した場合、お魚は1週間ほど冷蔵保管できます。
しかし、お魚の種類や正しい保存方法をしていないと保存期間は短くなります。
冷凍庫で保存した場合、お魚は1カ月ほど冷凍保管できます。
しかし、2~3週間を過ぎると鮮度が落ちてくるので、その前後までに食べきるのがおすすめです。
正しい保存で保存期間は延びる
お魚は冷蔵保管で1週間。冷凍保管で1カ月でしたね。
さらに正しい保存方法で保管すれば鮮度も落ちずに保存期間も延びます。
1.下処理を丁寧に行う。
2.水分を取りしっかり拭き取る。
3.ポチ袋・真空パックで完全密閉する。
正しい保存方法と保存期間を把握して、いつでも美味しいお魚を食べましょう。
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あると便利な保存アイテム
お魚を保存するグッズは、鮮度を保つ・旨味を閉じ込める・臭みを消す効果があります。
保存アイテムを使用すれば、お刺身を数日に分けて食べることができます。
また、鮮度のキープ・食中毒などの予防にもなるので、お魚をよく買う人には特におすすめです。
筆者が使ってみて「効果があったもの・良かったもの」を紹介します。
便利保存アイテム3選
お魚を美味しくいただきたいのであれば、保存の仕方が重要になります。
どんなに鮮度が良いお魚でも保存の仕方を間違えてしまえば、臭みなどが出て美味しくなくなってしまいます。
正しい保存方法をするための便利なアイテムを少しだけ紹介します。
1.浸透圧脱水シート「ピチット」
水っぽさ・臭みを抜き、旨味を凝縮させるプロ御用達の調理道具です。
生刺身20分~1時間・解凍刺身40分~2時間・焼き魚・煮魚1~3時間・一夜干し12~20時間で水分を抜き旨味を閉じ込めます。
ピチットはクッキングシートとは異なり、水あめ成分と昆布成分を入れたものです。
水分や臭み成分は分子が小さいためピチットに吸収されます。
分子が大きい旨み成分は半透膜を透過せずにお魚に残るため、旨み凝縮となります。
実際体験してみた所感として、水分はしっかり抜け臭みもありませんでした。
旨味の部分は魚の鮮度によりますが、キッチンペーパーと比べたら違いがわかりました。
食べてみると、お店で出てくるお刺身だ!というのが感想です。
数日は新鮮な状態をキープできますが、5日たった頃から鮮度が落ちてきました。(冷蔵保管)
2.魚の内臓取り「ササラ」
お魚の血合いや内臓は臭みや鮮度劣化の原因となります。
特に血合いは細かい部分までは取りにくく手間がかかってしまいます。
そこで、「ササラ」が大活躍します。
血合いや取り残した内蔵などを取るのにとっても便利です。
あまり力を入れると身に傷がついてしまうので優しくやるのがコツです。
筆者は3年ほど使っていますが、ヘタリもなく長持ちして重宝しています。
3.真空パック
空気を含んで保存をすると、少なからず菌が増殖して腐敗の原因になります。
しかし、真空にすることで菌が生存できない状態を作り腐敗の原因を断ち切る方法です。
真空パックで保存したい場合は、真空パック器を購入する必要があります。
しかし、真空パックにして冷凍保存しておけばかなりの期間保存ができます。
大量にお魚やお魚を買ったときに重宝されてます。
衛生面での安心と長期間保存に向いています。
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まとめ:魚の適切な保存方法と保存期間を解説
お魚の保存方法と保存期間を詳しく解説していきました。
お魚の保存は...
1.下処理を丁寧に行う。
2.水分を取りしっかり拭き取る。
3.ポチ袋・真空パックで完全密閉する。
この3つを守れば正しく保存できます。
保存期間は、冷蔵で1週間・冷凍で1カ月です。
美味しいお魚が手に入ったらぜひ、実践してみてくださいね。