この記事でわかること
- 自宅で飲む為の抽出器具がわかります。
- コーヒーの基本を知ることができます。
- ドリッパーの重要な役割がわかります。
- ハンドドリップの淹れ方がわかります。
- 簡単なアレンジコーヒーのレシピがわかります。
- コーヒーが美味しくなるアイテムがわかります。
コーヒーが好き・コーヒーに興味があるけどあまり知識がないんだよね...と悩んでいませんか?
この記事では8年間培ったバリスタ経験をもとに、初心者でもわかりやすくコーヒーの基本の「き」を執筆しています。
この記事を読めばコーヒーの基本知識が得られて、お店のようなコーヒーを自宅で飲めるようになれます。
コーヒーを淹れる抽出器具や便利グッズも紹介しているので、是非参考にしてください。
どうぞ、ご興味があれば最後まで読んでいってください。
目次〜お好きなところからどうぞ〜
自宅で飲むコーヒーを美味しく
自宅でカフェ並みのコーヒーが飲めたらいいですよね。
美味しいコーヒーを淹れるためのファーストステップは、抽出器具を知ってみましょう。
現代のコーヒーの抽出器具は多種多様にあります。
この項目で、代表的なコーヒーの抽出器具をおさえていきましょう。
自宅コーヒーの基本はコーヒーメーカーかハンドドリップ
「自宅で美味しいコーヒーを飲みたい」と一度は考えたことがあるはず。
美味しいコーヒーを飲むには、自分が何を「美味しい」と感じるかが重要です。
この項目では、「いつもの味で保温しながら何杯も飲むことができるコーヒーメーカー」か「淹れ方にこだわって好みの味にを作れるハンドドリップ」を紹介します。
コーヒーメーカー
コーヒーメーカーは、機械が抽出温度や抽出速度が全自動で安定したドリップをしてくれます。
コーヒーメーカー1台購入すればそれで全て完結してしまうメリットがあります。
デメリットは「淹れる楽しみがない」ことが挙げられます。
常にいつもの味を安定的に何杯も飲みたい人は、コーヒーメーカーがおすすめです。
ハンドドリップ
ハンドドリップは、お湯の温度・蒸らし・抽出速度が全て手作業のため調整ができます。
ドリップの仕方を変えればコーヒーの味も変わる楽しみもあります。
自由に味を調整できる反面、慣れないとドリップが安定しないので練習が必要です。
自宅エスプレッソはエスプレッソマシンかマキネッタ
エスプレッソとは、コーヒー粉を専用のマシンで高い圧力をかけてコーヒーを抽出するコーヒーのことです。
エスプレッソはドリップ式のコーヒーと比べ粉量が少ないながら濃厚です。
エスプレッソと牛乳を割ったものを「カフェラテ」、ドリップコーヒーと牛乳を割ったものを「カフェオレ」と呼びます。
エスプレッソマシン
エスプレッソマシンは、内蔵されたポンプで発生させた圧力がエスプレッソコーヒーを抽出します。
値段は1万円から100万円以上と様々です。
家庭用は、1万円〜10万円で購入できます。
価格は高めですが、エスプレッソを手軽に淹れられるのが魅力です。
マキネッタ
エスプレッソの本場イタリアの家庭で使われているのがマキネッタです。
直接火にかけることで蒸気圧が発生して蒸気圧がコーヒーを抽出します。
値段は3,000円から1万円ぐらいで購入できます。
お店で楽しめるコーヒーの種類
お店で楽しめるコーヒーの種類は、大きく分けて4つあります。
それぞれに特徴があり、同じコーヒーでも味は変わってきます。
よく行っているお店は、どの種類に当てはまるのか見てみましょう。
イタリアンコーヒー
小さなカップでエスプレッソを飲むスタイルです。
あまり日本では見かけないですが、イタリアではエスプレッソ専門店があります。
砂糖をたっぷり加えて一気に飲み干すのが本場イタリア式です。
シアトル系
アメリカ・ワシントン州シアトルから西海岸から発展したコーヒーです。
エスプレッソをベースとしたコーヒーにアレンジを加えたものです。
スターバックスコーヒーやタリーズコーヒーがシアトル系です。
喫茶店
お店によって特徴があり、抽出方法もハンドドリップ・サイフォン・フレンチプレスと様々です。
ブレンドコーヒーは、各々のお店が考える「美味しいコーヒー」を最大限に表しているのものです。
そのお店の特徴やこだわりが出ています。
スペシャルティ
高品質なコーヒー豆を使用したコーヒーを提供するお店です。
スペシャルティコーヒーは、コーヒー豆全体の10%弱しか生産されていません。
スペシャルティコーヒーは浅煎りでドリップすることが多いため、フレッシュな味わいが特徴です。
コーヒー豆本来が持つ甘さも感じられます。
コーヒーを知るための4つのこと
「あなたのコーヒーの味の好みはなんですか?」と聞かれたらなんて答えますか?
考えられる代表的な答えは「濃いめ」か「浅め」だと思います。
コーヒーの基本の味わいは、「コク」「苦味」「酸味」「キレ」で分けられます。
さらには、「フレーバー」などワインを表現するような言葉も使われます。
今回は、コーヒーの味の基本を知った上で、自分の好みの味を再確認してみましょう。
コーヒーの味の基本
コーヒーの味の評価は、「コク」「苦味」「酸味」「キレ」の4つで決まります。
すべて高ければ良いというものではありません。
相互に補完しあう「バランス」が最も重要ということを覚えておきましょう。
〜4つのバランス〜
コク
苦味に残る濃厚なコーヒーの味わいのことをコクと言います。
苦味
コーヒーの味の基本と言える独特の苦味です。
酸味
フレッシュなコーヒーの酸味は、コーヒーに欠かせない味わいです。
キレ
余韻が残らないスッキリとした味わいがキレと言います。
自分の好みの味を把握しよう
好みの味は、大きく分けて4つあります。
自分の好みの味を4つのカテゴリの中で、どれが1番近いか確認してみましょう。
バランス重視型
程よい酸味と苦味、そしてキレが特徴です。
コーヒー豆が持つ苦味や酸味などをバランスよく味わえるコーヒーです。
飲んだ後に残るコーヒー感も程よいレベルです。
濃厚派型
重みのあるコーヒーの味が特徴です。
コーヒーの基本となる苦味が強めですが、角のある苦味ではなく、後味に残るコクもまったりとした味わいが特徴です。
あさっりフルーティー派
スッキリとした酸味が特徴です。
コーヒーの酸味が際立つ味わいは、後味もスッキリしていて飲みやすいです。
コーヒー豆によっては華やかなフルーティーとも言える味わいにもなります。
甘党派
甘味と苦味の相性の良さが特徴です。
砂糖やミルクを入れれば、コーヒーはまた違った味わいになります。
甘さの中に隠された苦味も美味しさにつながっています。
コーヒーには香りも不可欠
コーヒーの香りにはうれしい効果もあります。
コーヒーの魅力と言える香りは味にも深く関係しています。
コーヒーの香りには、リラックス効果や集中力アップの効果も期待されていると言われています。
また、フレーバーコーヒーで様々な香りを楽しむのも美味しさにつながるポイントです。
フレーバーコーヒーとは
シナモン・チョコレート・バニラ・フルーツ・ナッツなど入れて香りを楽しむコーヒーです。
北欧ではアイリッシュリキュールを入れて楽しむ方法もあります。
コーヒーの甘味を知ろう
甘いコーヒーにはミルクと砂糖は欠かせません。
しかし、コーヒーには本来の甘味もあります。
しっかりと淹れたコーヒーには、わずかに甘味があります。
それを感じるのはなかなか難しいため、基本的にはミルクや砂糖で甘味をプラスします。
甘さの加減を調整することで好みの味に仕上げるのも楽しみの1つですね。
ドリッパーの重要な役割
ドリッパーとは、ハンドドリップする際にコーヒーをフィルターで濾(こ)してコーヒーを抽出する際に使用する器具のことです。
ドリッパーに様々な種類があり、どのドリッパーを使うかによってコーヒーの味が変わってきます。
この項目では、ドリッパーの基本的な構造とドリッパーの種類で味わいが変わることを解説していきます。
ドリッパーの基本的な構造
ドリッパーには主に「台形型」と「円錐型」の2種類があります。
どのドリッパーにも底に「抽出穴」があり、その数でお湯の落ちていく速度変わっていきます。
ドリッパーとペーパーフィルター
大前提として、ペーパーフィルターはドリッパーの形にあったものを使用します。
台形型のドリッパーであれば台形型のペーパーフィルターというように、型を合わせて購入してください。
ドリッパーの種類
ドリッパーの種類は大きく分けて4つあります。
ドリッパーによって個性があり、味の変化が楽しめるので2種類ぐらい用意しておくのも一興です。
1.カリタ式
台形で3つの穴がついていてリブは縦の直線型です。
雑味が出る前に美味しさを引き出してくれるドリッパーです。
2.メリタ式
台形型の穴は1つのタイプです。
リブの形はカリタ式と同様の縦の直線型です。
抽出しやすいので安定した「いつものコーヒー」が作れます。
3.ハリオ式
円錐で大きめの穴が1つのタイプで、リブはらせん状です。
穴が大きめなので注ぐ湯量の加減が少し難しいです。
また、ネルドリップに近い味が出せるドリッパーでもあります。
4.コーノ式
ハリオ式と同様に円錐で大きな穴が1つタイプですが、コーノ式のリブはコーヒードリッパーの下部のみついています。
比較的濃いコーヒーが出来上がるので、深煎りが好きな人にはおすすめです。
リブとは
ドリッパーの内側にある溝のことです。
役割はお湯の流れを調節することで、コーヒーの味わいに影響してきます。
ネルドリップとは
コーヒーの抽出方法のひとつで、「フランネル」という織物で作られたフィルターを使ってコーヒーを抽出する方法のことです。
ネルドリップは目が粗いので、コーヒーのうまみが引き出されてまろやかな味わいになります。
ハンドドリップで好みの味に淹れられます
コーヒーを淹れる代表的な抽出器具のハンドドリップ。
構造はシンプルですが、淹れる人によって味が変わるとても奥が深い抽出器具です。
そして、お洒落でインテリアにも合うことから人気があります。
ハンドドリップは、ご自分で好みの味に淹れられる抽出器具でもあります。
お値段的にも手頃なので、ハンドドリップは是非試して頂きたい抽出器具の1つです。
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実は、現役バリスタの筆者もブラックはあまり好みではありません。
仕事では飲みますが、プライベートでブラックは飲みません。
コーヒーの飲み方は様々で、牛乳を入れたカフェオレ・カフェラテや練乳を入れた練乳コーヒーなどアレンジができます。
コーヒーは嗜好飲料なのでご自分の好きな飲み方をすればいいのです。
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ここまでお読みいただいたら、コーヒーの道具を揃えてみましょう。
筆者が実際にお店や自宅で使っている道具をまとめてみました。
お店で使っているのだから高価なものなんじゃないの?と思われがちですが、そんなことはありません。
お店では何セットも使うので、高価なものだと経費がかかって仕方ありません...
手頃な価格×使いやすい×性能が良いものを紹介していきますね。
ドリップセット
ドリッパーとサーバーなどがセットになっています。
メリットは、デザインが統一されている・買い集める手間が省けるといったところです。
デメリットは、セットなので個性があまり出ません。
ドリッパー
筆者おすすめのものを集めてみました。
実際にお店にも使っているものです。
サーバー
サーバーはドリップしたコーヒーを入れる容器です。
数杯分入れるのであれば、保温性の優れた容器がおすすめです。
コーヒーケトル
コーヒーケトルとは、お湯の注ぎ口が細長い形状のケトルのことです。
コーヒーを美味しく淹れることに特化した「やかん」です。
ハンドドリップでは必須のアイテムです。
ミル
コーヒーを挽く器具です。
電動ミルか手挽きミルがあります。
インテリアにも合う手挽きミルか挽くのが楽な電動ミルか悩むところです...
コーヒーメーカー
時間がないけど、コーヒーを毎日淹れたい人はコーヒーメーカーがおすすめです。
最近のコーヒーメーカーは品質のクオリティが高く美味しいです。
お値段手頃×筆者のセンスで選んでみました!
まとめ:自宅で淹れるコーヒー完全マニュアル
コーヒーの基礎を知り、コーヒーの抽出器具を知ることによってコーヒーライフは豊かなものになっていきます。
また、自分の好みが分かれば、コーヒーは10倍楽しくなります。
自分の好みのを本当に知るには、「様々なコーヒーを飲み」「様々な抽出器具で淹れてみる」ことです。
そうすることで真の好みが知ることができます。
この記事できっかけが作れたのであれば幸いです。