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北海道牛乳について詳しく調べてみました!【牛乳好き必見】

2022年5月21日

牛乳瓶の画像

この記事でわかること

  • 北海道牛乳のこだわりがわかります。
  • 牛乳の製造から出荷までの流れがわかります。
  • 牛乳と加工乳の違いが分かります。

 

北海道産の牛乳が美味しいと言われるのはなぜでしょうか。

 

実は、北海道という土地の背景に美味しくなる要素があります。

 

なぜなら気候・土地柄・製造方法が深く関係していて北海道の大地が牛乳を育んでいます。

 

この記事では、北海道産の牛乳がなぜ美味しいのか調べてみました!

 

ラテ店長
ラテ店長
早速、見てみよー!

 

 

北海道産の牛乳の3つこだわり

 

牛の画像

 

北海道産の牛乳は美味しいという理由は3つあります。

 

では、なぜ美味しいと言われるのでしょうか。

 

次のポイントのこだわりがあるからこそ、北海道牛乳は美味しいと言われます。

 

美味しいと言われる3つのポイント

  • 酪農に適した気温
  • 広大な大地
  • 北海道酪農の進んだ技術

 

北海道は酪農に適した気温

 

乳牛は暑さに弱く、寒さには強い動物です。

北海道は過酷な暑さがなく、1年を通して乳牛が過ごしやすい環境です。

夏の暑さが厳しいと人間と同じく夏バテを起こし、食欲不振となり栄養のある牛乳が搾れなくなってしまいます。

 

広大な農地

 

北海道は乳牛を育てる牧場の規模は大きく、エサとなる大豆やコーンを育てる農地も確保できます。

また、都市部と離れているので空気がきれいなことも重要ポイントです。

良質なエサが与えられることで牛の食欲も旺盛になりストレスのない飼育が行われています。

 

北海道酪農の進んだ技術

 

明治時代の開拓事業や殖産興業の一環で、北海道は欧米の技術を取り入れ酪農が発展しました。

現代においても地の利を生かした大規模経営が行われたり、最新の農業技術やマーケティングを取り入れる酪農家が増えています。

北海道農業の歴史は「酪農」の歴史といわれるほど早くから重要な産業となっていたようです。

 

 

牛乳の製造から出荷まで

 

牛と牛乳の画像

 

牛乳はどのように製造されて出荷されていくのでしょうか。

 

大きく分けると原料→餌→搾乳→集乳→製造→出荷の順で行われます。

 

北海道牛乳は美味しさを追求し衛生管理・品質管理がとても徹底されています。

 

では順に見ていきましょう!

 

①原料

 

原料となる牛乳は北海道内のいくつもの酪農家から集められます。

放牧して草をいっぱい食べさせ栄養のある牛乳を作る農家もあれば、あえて放牧をせず牛舎で育てることで、脂肪分の高い牛乳を作る農家もあります。

 

②餌

 

牛のエサには主に3種類の餌が使われいます。

3種類の餌

  • 牧草
  • 牧草をサイロやロールシートで乳酸発酵させたもの(サイレージとも呼ばれます)
  • コーンや大豆など穀物類の濃厚飼料

 

ちなみに、牧草やサイレージは濃厚飼料に対して粗飼料と呼ばれます。

濃厚飼料と粗飼料をバランスよく与えることが重要なんですね!

 

③搾乳

 

子牛を出産した牛は1日2回(朝、夕)搾乳されます。

「ミルカー」と呼ばれる搾乳用の器具で1頭あたり1日20リットル搾ります。

エサの栄養管理や乳房炎の予防など健康管理は重要です。

生乳として出荷できる基準があり、管理不足で基準外になると廃棄するリスクもあります。

 

④集乳

 

搾られた生乳は、タンクローリーが各農家を回り集乳します。

その後クーラーステーションと呼ばれる一時貯留施設を経由し、乳製品の製造工場に届けられます。

クーラーステーションでは成分検査や細菌検査が行われ、各工場からの注文量に応じて配送されます。

 

⑤製造工場

 

工場に運ばれた生乳は、もちろんそのまま製品にはできません。

検査に合格したが受け入れられ、異物除去、殺菌、均質化を行い、紙パックに充填されます。

均質化とは、圧力を加えて乳脂肪を均等の大きさに揃える工程です。

品質の安定や口当たり、風味に影響します。

 

⑥出荷

 

成分検査や官能検査に合格し、出荷されます。

 

官能検査とは、人間の感覚を用いて製品の品質を判定する検査のことをいいます。

 

【番外】酪農のお仕事

 

酪農はとても苦労の多い職業です。

生き物を相手にする仕事ですので24時間気にしなければいけません。

また、毎日必ず搾乳が必要なため家族旅行に行ったことはないという農家さんもいます。

敷き藁の入れ替えやエサやり、排せつ物の処理など、重労働が多く後継者不足という問題も抱えています。

 

 

牛乳と加工乳の違い

 

乳製品3種類の画像

 

まず、牛乳と加工乳の違いをお伝えします。

 

牛乳・・・しぼったままの牛の乳(生乳)を加熱殺菌したもので、水や添加物を混ぜることは一切禁じられている。

加工乳・・・牛乳分であるクリームや脱脂粉乳、バターを使用し成分を調整したもの。

 

美味しいのはやはり成分無調整の牛乳ですね!

 

ちなみに乳飲料とよばれるものは、乳製品を主体としたものですが、栄養強化や嗜好性向上のため牛乳由来以外の成分を使用したものなんですよ!

 

さらに乳製品別に詳しく表にまとめてみました!

 

乳製品別に細かく表にしてみました。

 

乳製品も様々な種類や区分けをして、しっかりと分類されていていますね。

 

ラテ店長
ラテ店長
大手コーヒーショップのカフェラテは無調整牛乳で、コンビニのカフェラテとかは調整牛乳なんだって!

 

種類別 原料 成分 特徴
牛乳 生乳100% 調整不可 絞った生乳を殺菌したもの
特別牛乳 生乳100% 調整不可 加熱殺菌せずに飲める牛乳
成分調整牛乳 生乳100% 乳成分の一部を除いたもの 乳脂肪分、水やミネラルを除いたもの
低脂肪牛乳 生乳100% 乳脂肪分の一部を除いたもの 乳脂肪分0.5%以上1.5%以下
無脂肪牛乳 生乳100% 乳脂肪分をほとんど除いたもの 乳脂肪分0.5%以下
加工乳 牛乳や乳製品 無脂乳固形分や乳脂肪分を調整 用途合わせて成分を調整できる
乳製品 牛乳や乳製品+α 成分を調整し副原料を調整 栄養成分や果汁・コーヒー入り

 

 

北海道産の牛乳のまとめ

 

牛乳の画像

 

今回は北海道産の牛乳と牛乳の種類について触れてみました。

 

北海道牛乳は酪農家さんが丹精込め育てた乳牛と北海道の大地のおかげで、「美味しい北海道産の牛乳」が出来上がるんですね!

 

広大な大地で育まれた牛乳はやっぱり美味しい!

 

酪農家さんや関連する業者さんの惜しまない努力でこの美味しさと品質を維持し続けています。

 

スーパーなどで牛乳を買うときには是非、産地や牛乳の種別にも気にかけてみてください!

 

牛乳は紅茶とも相性が良いので、よければこちらも参照してみてくださいね!

 

紅茶の画像
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ラテ店長
ラテ店長
最後まで見てくれてありがとう!

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