目次〜お好きなところからどうぞ〜
ウーバーイーツの手数料の全て!
この項目では、以下4つの項目に分けて説明します。

- 登録手数料:初期費用の内訳
- 売上手数料の計算方法と負担率
- 注文ごとの手数料の仕組み
- 他に発生する可能性のある費用
登録手数料:初期費用の内訳
ウーバーイーツに飲食店が出店する際、まず「登録手数料」が必要となります。
この費用は通常50,000円(税込)ですが、期間限定で登録手数料が無料になるキャンペーンが行われています。
そのため、期間中は初期費用を大きく抑えながらサービスを開始することができます。
なお、初期手数料(50,000円)が必要な場合は、出店後の売上から週当たり1,667円ずつ30回に分割して差し引かれる仕組みのため、初期投資の負担が軽減されています。

売上手数料の計算方法と負担率
飲食店がウーバーイーツを利用して料理を提供すると、売上に対して「売上手数料」が発生します。
この手数料率は注文方法によって異なり、デリバリーの場合は売上の35%、自社配達を利用する場合は15%、テイクアウト(お客様が来て持って帰る方法)を選択する場合は12%となっています。
これらの手数料とは別に消費税がかかるので、飲食店側が実際に手元に残せる利益に大きく影響を与えます。
そのため、注文方法に応じた売上手数料を考慮した価格設定が必要となります。


注文ごとの手数料の仕組み
ウーバーイーツでは、注文単位ごとに手数料が発生します。
この手数料は、売上手数料35%が注文した金額から自動的に総売上から差し引かれて入金される仕組みになっています。
また、お店で決めた商品ごとの割引キャンペーンなども、差し引いて計算されます。
なので、飲食店側は利益の計算をしっかりと行ったうえで価格設定を行う必要があります。

他に発生する可能性のある費用
初期登録手数料や売上手数料以外にも、飲食店がウーバーイーツを利用する際には追加の費用が発生する場合があります。
例えば、料理を入れる容器や資材のコスト、注文受付用タブレットやインターネット通信料などが挙げられます。
また、広告費用を検討することにより、多くの顧客を引き寄せることが可能なので広告を検討するお店も多いです。
これらの費用を視野に入れ、経営計画を立てることが重要です。
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ウーバーイーツ手数料の実際の負担額は?
この項目では、以下4つの項目に分けて説明します。

- 利益への影響
- 手数料の具体例:実際の金額例
- 地域や注文金額による違い
- 配送料金設定との関係
利益への影響
ウーバーイーツを利用する場合、飲食店が負担する手数料は店舗経営に大きな影響を与える要素です。
デリバリー注文の売上に対して35%の手数料が発生するため、利益率が低いメニューの場合、利益がほとんど残らない可能性があります。

利益をしっかりと確保するためには、事前に計算が必要であり、手数料を考慮した価格設定やメニュー構成が重要です。
お店側が利益を確保するためには、原材料・包材・ウーバーイーツの手数料を計算し利益率の高いメニュー構成をつくりましょう。

手数料の具体例:実際の金額例
ウーバーイーツの手数料の具体的な金額例を考えると、例えば1,000円の料理を販売した場合、デリバリー注文の売上手数料35%が引かれ、350円が手数料として差し引かれます。
そこに消費税も追加され、さらに登広告を出していれば広告費用も差し引かれるため、最終的な利益はかなり削減される計算となります。
テイクアウトであれば12%の手数料となり、これにより負担は減りますが、デリバリー注文の方が圧倒的に多いので来たらラッキー程度で考慮しないほうがよいでしょう。
地域や注文金額による違い
ウーバーイーツは、地域や注文金額によっても総売上げが異なります。
都市部ではデリバリー需要が高いため、売上が増える可能性がありますが、注文が多い反面、配達員の不足やピークタイムの対応が必要となります。
一方、地方の飲食店では注文数が少ない場合もあるため、手数料負担が相対的に大きくなります。
また、注文金額が高い場合は手数料の金額も相乗して増えるため、一度の注文での利益率を考えてメニュー価格を設定することが有効です。

配送料金設定との関係
ウーバーイーツでは、配送料金も手数料の影響を間接的に左右します。
配達距離や時間帯によって変動する配送料金は、注文者の送料負担につながりますが、この料金が高い場合、注文数が減るリスクがあります。
ただし、最近では「uber one」という月額料金を払って送料無料や特典が受けられるサービスの加入が増えてきているのでそこまで危惧しなくてもよいでしょう。

手数料以外に発生するコストとその考慮点
この項目では、以下4つの項目に分けて説明します。

- 広告費用の検討
- メニュー価格の割引
- 必要となる人件費の確保
- 他のフードデリバリーとの比較
広告費用の検討
ウーバーイーツを利用する飲食店にとって、広告費用の考慮も重要な要素となります。
ウーバーイーツ内で目立つ場所に表示されるためには、追加のプロモーション(広告)費用を支払う必要がある場合があります。
1日いくら。という風に任意で広告費用の設定ができます。
リピーターがつくか、一定のレビュー高評価になるまで広告をうつことは良いと思います。
しかし、広告をうったからといって注文が必ず来るとは限りません。
広告費用で売上を持ってかれたは元もこうもないので、小額から広告を始めることをおすすめします。
メニュー価格の割引
ウーバーイーツでは、注文者の目を引くために一部のメニューに割引を設定する店舗もあります。
割引を適用することで注文数を増やせる可能性が高まる一方で、売上からの利益率が減るリスクも伴います。
割引設定をする際には、割引を提供する期間や割合を慎重に検討し、利益をしっかりと確保できる範囲内で実施することが重要です。

必要となる人件費の確保
ウーバーイーツを導入する場合、注文対応や料理の仕込み、包装作業などにかかる作業量が増加することがあります。
そのため、お店では人件費の増加が懸念されます。
特に、ピーク時間帯や大量の注文が重なるタイミングでは作業負担が増加する可能性があるため、そのお店にとって良い人員配置が求められます。
利益を最大化するには、この人件費の増大をどのように吸収するかを考えることが不可欠です。

他のフードデリバリーとの比較
ウーバーイーツの手数料や費用を考慮する際には、他のフードデリバリー会社サービスの併用も有効です。
どこのフードデリバリー会社も手数料は35%です。
地域によっては他社のほうがシェア率が高い場合もあるので、併用しているお店は多いです。
しかし、複数のフードデリバリー会社を利用すると管理が大変になるのでこの辺も考慮が必要です。

手数料を考慮した利益獲得の対策
この項目では、以下3つの項目に分けて説明します。

- 利益を確保する価格設定のポイント
- お客様から評価を得る方法
- 顧客満足を高めるための工夫
利益を確保する価格設定のポイント
ウーバーイーツを利用する飲食店において、手数料を考慮した価格設定は非常に重要です。
デリバリー注文の場合、売上の35%が販売手数料として差し引かれるため、この高い手数料負担分を吸収できる価格設定が求められます。
しかし、料理の単価を大幅に上げることは顧客満足を損ねる可能性があるため、原材料、メニュー内容、数量を工夫して良いバランスを見つける必要があります。
大体、20~25%の手数料分を上乗せしているお店が多いです。
また、テイクアウト注文の場合は売上の12%が手数料となるため、この負担分を予め計算に入れた価格設定を行うことで、利益を圧迫せずに提供できます。
一方で、自社配達を利用する場合には手数料が15%に抑えられるため、配達車両と人員が確保できれば積極的に行った方が利益率はあがります。
飲食店経営において、店頭価格とウーバーイーツ価格とを分ける戦略を取るお店も多く見られるため、ほかのお店を参考にするのも良いでしょう。
お客様から評価を得る方法
ウーバーイーツでの注文が増えるよう、お客様からの評価を高めることも重要です。
特に、デリバリーサービスにおいては、配送のスムーズさや料理の仕上がりが直接的にレビューや評価に反映されます。
まずは料理の梱包を丁寧に行い、移動中に料理が崩れないよう注意することが必須です。
また、袋に店舗のロゴを入れたり、お礼のメッセージなど温かみをもたせると、高評価につながります。
さらに、注文者のニーズに応じたメニューの提供も評価を高めるポイントです。
例えば、ランチタイムに手軽に食べられるセットメニューや栄養バランスを意識した料理を用意することで、特定のターゲット層にヒットします。
期間限定の割引キャンペーンを行うと、リピーター獲得にもつなげられるでしょう。


顧客満足を高めるための工夫
ウーバーイーツを利用する顧客の満足度を高めるにはお客様と相対しないので、より細かな心配りが必要です。
たとえば、料理が届くまでの時間を守り、過剰な遅延を防ぐことが基本です。
また、追加のサービスとしてクーポンの提供はリピーターにつながりやすく非常に効果的です。
新規顧客への割引クーポンやリピーター向けの特典を設けることで、再注文を促す働きがあります。
さらに、お客様の満足感を高めるため、料理の美味しさはもちろん、丁寧な包装やメッセージカードを添えるなど、店舗独自のサービスを工夫すると良いでしょう。
こうした料理自体のクオリティと温かみを感じるサービスに気を配ることで、ウーバーイーツ利用者からの信頼を獲得し、売上向上につなげることができます。

ウーバーイーツの手数料まとめ
この項目では、以下3つの項目に分けて説明します。

- 手数料を考慮して売上を増加させよう
- 広告や価格設定を上手く使おう
- 結論:長期的な視点でのウーバーイーツ利用は良い!
手数料を考慮して売上を増加させよう
ウーバーイーツの導入を検討する際、飲食店経営にとって手数料の負担は大きいです。
デリバリーの場合の販売手数料は売上の35%と高い水準ですが、実店舗の宣伝広告もできるので、結果的に、売上を増加させる可能性があります。
割引やウーバーイーツ内の広告を行うことで、より多くの注文を獲得し、トータルの利益を伸ばすことが期待できます。
また、ランチやディナータイムなど、需要が高い時間帯を活用して目を引くメニューを設定することで、注文数を増やせる可能性があります。
このように、手数料を「必要な投資」と捉え、上手に利用することで店舗側としての成功率を上げることができます。

広告や価格設定を上手く使おう
ウーバーイーツでは高評価やリピーターがつくまでは、広告の利用や価格設定が店舗の売上を左右します。
ウーバーイーツ内で広告を活用することで、お客様からの注文率を高めることが可能です。
しかし、広告費用を考えないと利益率が下がるので慎重に検討しましょう。
また、メニューの価格設定も重要です。
手数料を考慮に入れた適切な価格設定が求められますが、価格を上げすぎるとお客様離れを招くため、バランスを見極めることがポイントとなります。
利益率を高めるメニューづくりやセットメニューの提供も、売上を伸ばす工夫の一つです。

結論:長期的な視点でのウーバーイーツ利用は良い!
ウーバーイーツの活用を上手くやるためには、短期的な収益だけでなく、長期的な視点でのメリットを考えることが重要です。
ウーバーイーツを通じて新規顧客を獲得し、店舗の認知度を高めることができます。
その結果、テイクアウトや店内飲食の売上アップにもつながる可能性があります。

また、継続的にウーバーイーツを利用することで、配達データや消費者の傾向を分析し、より効率的な経営戦略を立てることが可能になります。
飲食店にとって、ウーバーイーツは単なる配送サービスではなく、店舗成長を支える重要なツールとも言えるでしょう。
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